父の行方

大野 恭照

作者によるコメント

いつか忘れてしまっても、ずっと残るもの。

担当教員によるコメント

上映会場でも啜り泣く声が溢れていました。前作『マミ子のウン子』は、高校生女子の浮気をした彼氏への奇抜でコミカルでアクティブな復讐譚。国内外の映画祭で入選入賞を果たした前作と打って変わって、本作は大野恭照の旅立たれた父親への想い、その喪失感と悲しみからの脱却がエモーショナルに描かれています。親しい存在との離別は、誰もが体験した、あるいはいつしか体験する出来事です。その気持ちを1年かけて『父の行方』のタイトルが示す通りの、共感性のあるドラマとして練り上げました。さらにドローイングアニメと赤い糸のコマ撮りの混合技法、随所に散りばめられたユーモア、的確なカット割、メリハリの効いた動画など、魅せる演出力にあふれた彼の今後が楽しみでなりません。

教授・野村 辰寿

作品動画

  • 作品名
    父の行方
  • 作家名
    大野 恭照
  • 素材・技法
    素材=糸、針金/技法=2Dアニメーション、ストップモーション/アプリケーション=Procreate、Procreate Dreams、After Effects、Photoshop
  • 時間
    11分25秒
  • ジャンル
    アニメーション
  • 学科・専攻・コース
  • 担当教員
大野 恭照 《父の行方》 | 多摩美術大学