micro-
小薗 立洋
作者によるコメント
「研ぎ澄まされた微細な感覚」を視覚化する空間インスタレーション作品。ノズルや粉の検証を重ね、少ない質量感が変化する美しさを追求した。 わずかに落ちていく微粒子が空間にぼんやりとなじんでいく。
担当教員によるコメント
「研ぎ澄まされた微細な感覚」を視覚化するインスタレーション作品。抽象的な表現はややもすると伝わりにくい。つまりインスタレーション自体にメッセージが強く込められていないと、どんなに美しいものを表現しても意味を感じない。この作品は微細な粒子を一点から落下させるといった、プリミティブな現象を通して冒頭の感覚を伝えている。粒子が落ちてくる様に最も影響があったのは、筒の開口部である「穴」であった。そこに作品としての繊細さをもたせることができたことで、情緒を感じる感覚世界まで昇華させた。
教授・米谷 ひろし
- 作品名micro-
- 作家名小薗 立洋
- 作品情報インスタレーション
技法・素材:アルミナセラミック粉末、ボイド管、LEDライト、パンチカーペット、ロール紙、展示物
サイズ:H5000×W10000×D6000mm - 学科・専攻・コース
- カテゴリー