終わりのない景色, 空間に気づく
今井 瑠衣子
担当教員によるコメント
今井の作品は、ガラスの物理的性質を細かく観察することからはじまっている。粉状や粒状のガラスを型の中で温度を上げ、溶かし、その粒子の大きさや、温度、温度による失透という結晶化現象などを細かくテストし、見つめ、質感、色、などを注意深く選んで成立させている。作品自体は何かのかたちだったり表現しているものではないが、その細かなディテールに近づくことで、ガラスの表情、ひいてはそれに気づく見た者の感情にも作用するかのような作品となっている。
教授・高橋 禎彦
- 作品名終わりのない景色, 空間に気づく
- 作家名今井 瑠衣子
- 作品情報『終わりのない景色』
技法・素材:ガラス
寸法:H145×W390mm
『空間に気づく』
技法・素材:ガラス
寸法:H55×W698×D42mm - 学科・専攻・コース
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