超臨界絵画流体v010/Supercritical Kaiga Fluid v010

上 航

担当教員によるコメント

上航は日本画専攻からメディア芸術コースに編入してきた学生である。3年次から絵画とプログラミングを多層的に組み合わせた作品を制作し、卒業制作では「超臨界絵画流体(LTI-KBR-V010)」という絵画をコンピュータ・プログラミングで解析しながら変容させ、新たに生成していく装置をリアルタイム・インスタレーション形式に作り上げた。彼の絵画とそうでないものの狭間から何らかの芸術を抽出したいというテーマを試行錯誤したこの実験装置は、最終的には、3700×2600×500mmという大型のインスタレーションとなった。そしてこの作品には今後もシリーズ化して継続してほしい重要なテーマが内包されているように思う。

教授・三上 晴子

  • 作品名
    超臨界絵画流体v010/Supercritical Kaiga Fluid v010
  • 作家名
    上 航
  • 作品情報
    作品形態など: 絹本、木材、アルミフレーム、アクリル、モーター、LED、Arduino、プロジェクター 他
    寸法:H2600×W3700×D500mm
  • 学科・専攻・コース