experiment: 3 shapes
濱田 瑞希
作者によるコメント
本作品は、回し方に応じて動きを変える3つのコマです。
展示空間で実際に回して体験していただく中で、「なぜこうなるのだろう?」という問いが生まれるようデザインしました。長く回すためでも、勝敗を競うためでもなく、変化を観察しながら「自分の手で探る時間」を楽しむためのコマです。
従来のコマの枠を飛び越えた不思議な動きが問いを生み、その問いが新しい動きを引き出していく。手のひらから生まれる変化を通して、試し、想像し、確かめるという行為の面白さを改めて見つめ直すことを目指しました。
担当教員によるコメント
手で力を注ぎ込む事で現象が起こり、視覚的印象に変化が現れる実験的作品。一本の細い支柱を両手で挟み回す動き、まるで人が生きる為に火を起こすような、飛行を競う為に竹蜻蛉を飛ばすような、誰もが一度は経験した事のある力の注ぎ込み方です。この何気ないインプットが不思議な現象を起こす切っ掛けになっています。ご本人は「実験、3つのシェイプ」と銘打ってますが、決して3つのシェイプとは捉えきれないくらいの現象が現れます。“繋がったロッドが遠心力によって変形する様”、“ネジきり支柱を上下するプロペラ形状の不思議な動き”、“透明糸が複数の造形を繋いでいる事で起こるユニークな揺れ”。物理的現象をデザインという手段で楽しくアレンジした作品であり様々な展開の可能性を感じる。
教授・中田 希佳
作品動画
- 作品名experiment: 3 shapes
- 作家名濱田 瑞希
- 素材・技法素材=アルミパイプ、ステンレスパイプ、テグス、PLA、ナイロン、真鍮/技法=3Dプリント
- 時間1分48秒
- サイズH2120×W440×D440mm×3台
- その他作品情報動画に使用した楽曲:Sho様『Mind Space』
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