薬物乱用に関する注意喚起

近年、若者による薬物乱用が社会問題となっています。大麻、覚せい剤、麻薬、危険ドラッグ等の薬物は一度でも使用すると依存が生じ、重大な健康被害が生じるだけでなく、生活の崩壊、大切な将来を失うことにつながります。これらが引き起こす様々なリスクについて知り、すぐそこにある身近な問題として真剣に考えてみてください。

薬物乱用は法律で厳しく罰せられます

大麻、覚せい剤、麻薬などの薬物は、使用だけでなく、譲渡、購入、所持するだけでも法律で厳しく罰せられます。また、刑罰を伴うだけでなく、大学での厳しい処分も課されます。これらの薬物は個人だけでなく、家族、友人、社会全体にも深刻な影響を及ぼします。「合法」「タバコより安全」といった言葉に惑わされず、自分を守るために誘惑に負けないよう気をつけてください。

薬物依存のリスクについて

薬物の使用は依存を引き起こす可能性があります。薬物依存は自分でコントロールすることが難しく、身体的・精神的な健康に深刻な悪影響を及ぼし、学業や職場での活動を妨げます。一度の誤った選択が、将来の夢や目標を阻むことになりかねません。インターネットやSNSでは「海外では大麻が合法になっている地域がある。大麻は安全で心身への悪影響や依存性はない」などの誤った情報が氾濫しています。日本では違法であり、関わらないことが大切です。
また、最近では市販の内服薬の乱用も問題になっていますが、市販薬の過剰摂取にも依存のリスクがあります。市販薬の中には、過剰摂取によって命の危険がある成分が含まれているものもあり、非常に危険です。

社会問題化している危険ドラッグについて

近年「合法」「脱法」等と称して販売されている危険なドラッグ(大麻グミ等)によって、健康被害や周囲を巻き込んだ事件・事故が数多く報告され社会問題化しています。これらの薬物には麻薬や覚せい剤等と同じ成分が含まれているため、思考や行動を乱し、思考判断の衰え、記憶障害などの危険な状態に陥る作用をもたらします。自分だけでなく、大切な人たちも巻き込まれないように勧められてもきっぱり断ることが必要です。特に年末年始、春休み、夏休みなどの長期休暇期間で交友範囲が広がるとき、海外渡航時には十分注意が必要です。

大麻、覚せい剤、危険ドラッグなどの乱用や、市販薬の乱用は避けるべきリスクの一つです。一瞬の判断が将来に大きな影響を与えることもありますので、法を守り、自分の未来を大切にしてください。
困った時には助けを求められる友人や家族とのコミュニケーションづくりも大切です。 安全で充実した大学生活を送るために、あなたがもしも薬物に関することで、何か困っていることがあれば、ひとりで悩まず、気軽に以下に掲載されている相談窓口、または大学内の相談窓口(保健室、学生相談室)に相談してください。

学外相談窓口

学内相談窓口